2014年度12月 現在
患者背景に関する指標
・年齢分布  ・透析歴分布 ・透析時間の分布

貧血に関する指標
・ヘモグロビン濃度

CKD-MDBに関する指標
・補正Ca、P 9分割表  ・インタクトPTH  ・補正Ca・P積

血圧に関する指標
・透析開始時収縮期血圧

体重に関する指標
・体重減少率

透析効率に関する指標
・透析量(Kt/V)  ・血中β2MG濃度  

栄養評価に関する指標
・血清アルブミン濃度  ・標準化蛋白異化率(nPCR)  ・%クレアチニン産生速度(%CGR)  
・栄養障害リスク(GNRI)

患者背景に関する指標

日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況2013年12月31日現在」・年末患者の年齢と性別より
全体67.20±12.52歳 男性66.42±12.38歳 女性68.57±12.64歳であり、
当院の施設通院透析年末患者の年齢と性別は、
全体70.13±11.39歳 男性68.81±10.77歳 女性71.80±12.42歳と
全国平均より高い年齢であることを念頭に置き、各データを参照お願い致します。
















貧血に関する指標

2008年版日本透析医学会「慢性腎臓病患者における腎性貧血治療のガイドライン」ではHD患者に対するESA療法の目標Hb値は、10~11g/dLを推奨する。但し、Hb値12g/dLを超える場合を減量・休薬基準とする。活動性の高い比較的若年者では目標Hb値11~12g/dLを推奨する。但し、Hb値13g/dLを超える場合を減量・休薬基準とする。








CKD-MDBに関する指標

「慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン」では血清P濃度の目標値3.5~6.0㎎/dL、血清補正Ca濃度の目標値8.4~10.0㎎/dLにて管理。血清P濃度、血清補正Ca濃度、血清PTH濃度の順に優先して、管理目標値内に維持することを推奨する。







「慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン」ではインタクトPTHは60pg/ml以上240pg/ml以下の範囲で管理することが望ましいとされています。







血管石灰化の危険因子に補正Ca・リン積が55以上が挙げられています









血圧に関する指標

「血液透析患者における心血管合併症の評価と治療に関するガイドライン」では心機能低下がない、安定した慢性維持透析患者における降圧目標値は、週初めの透析前血圧で 140/90mmHg未満となっております。








体重に関する指標




透析効率に関する指標









栄養評価に関する指標







日本透析医学会統計調査委員会の2000年度末の調査によるとnPCR(蛋白摂取量の指標)が0.9g/kg/day未満より死亡リスクが増大する結果となっており、nPCRは0.9g/kg/day以上が望ましいとされています。








クレアチニン産生速度は栄養状態の指標の一つで日本透析医学会統計調査委員会の1998年度末の調査によるとクレアチニン産生速度が100%を超えて大きくなるほど死亡のリスクは小さくなるという結果でした。







GNRI(Geriatric Nutritional Risk Index)は高齢者向けに作成された栄養評価指標であり、血清アルブミン値と現体重および理想体重のみを用いて算出する方法で、透析患者でも栄養状態を評価する簡易スクリーニングとして有用とされています。栄養障害を予測するカットオフ値としては、92以下とされています。








トップページへ